鉄製のリーズナブルなホットサンドメーカー。コフラン「 A&Fホットサンドクッカー」をレビュー。

こんにちは。普段料理をしないくせに、ホットサンドメーカーを購入したシキです。

キャンプには、焚き火が欠かせません。そして、焚き火の火で調理する料理も欠かせません。

しかし、今までの僕といえば「お湯を沸かすためにしか使用しないクッカーセット」と「網」しか持っていませんでした。

そんな装備でできる料理は、カップラーメンと焼肉だけです。

シキ

十分美味しいのでいいんですけどね…!

そこで、キャンプ飯の幅を広げようと今回、コフラン「A&Fホットサンドクッカー」を購入してみました。

数多くのホットサンドメーカーがある中この商品を選んだ理由は、次のポイントが気に入ったからです。

  • 分割可能なこと。
  • 仕切りがないこと。
  • 焼印がないこと。
  • 鋳鉄製。

どのホットサンドメーカーを買えばいいか悩んでいる方には、とりあえずおすすめしたい商品です。

そんなわけで本記事は「コフラン A&Fホットサンドクッカー」について書いていきます。


コフラン A&F ホットサンドクッカーの外観。

「コフラン A&F ホットサンドクッカー」は鋳鉄製のホットサンドメーカーです。

外観ではよくわかりませんが、持ってみるとかなりずっしりしています。


鋳鉄製で重さが1400g。全長36cm。

シキ

説明書は英語でよくわかりません。


英語で書かれた説明書。

欧米の食パンよりも大きいという日本の食パン。

もちろん、日本の食パンサイズで作られています。


プレートサイズは13.5cm×14.8cmのほぼ正方形。


はみ出し無し。

お気に入りポイント。

上下のパーツが分割可能。

上下のパーツが分割可能なので、分割すれば一枚のフライパンとしても使用できます。

購入する上で譲れないポイントでした。


フライパンとしても使える。

仕切り・焼印なし。

フライパンとして使用するには、焼印や仕切りがあると邪魔になります。

もちろん、コフランのホットサンドメーカーにはありません。


味気ない気もしますが、飽きません。

持ち手と本体も分割可能。

購入してから気がついた点ですが、持ち手と本体も分割できます

バイクでキャンプに行くことが多い僕には嬉しい誤算でした。


分割可能。

シキ

コンパクトに持ち運べます!

コフラン A&F ホットサンドクッカーのメンテナンス。

鋳鉄製なので、メンテナンス必須です。

鉄製の調理器具は、初めての使用前に行う「油ならし」。

調理前に行う「油返し」。

調理後に行う「メンテナンス」(この作業だけ名前がない…)が必要になります。

しかし、この商品は初めての使用前に行う「油ならし」は必要ありません


油ならし(シーズニング)不要。

調理前に行う「油返し」

ホットサンドメーカーは、一般的には「油返し」は不要と言われています。

しかし、それを鵜呑みにして何もせず焼いたらこんな風になりました。


綺麗に焼き付きました。

油返しをしなかったからなのか、ただただ僕がヘタクソだったのかはわかりません。

しかし、今のところ僕の見解では、「油返しは必要」です。

油返しの手順。

STEP.1
中火で加熱
ホットサンドメーカー全体が熱くなるまで加熱します。
STEP.2
油を馴染ます
油は大さじ1程度、3分ほど弱火で加熱し十分に油を馴染ませます。
STEP.3
余分な油を捨てる
火を止め、キッチンペーパーで吸い取ります。
必要な量の油を入れて調理開始!

シキ

意外と簡単です!

使用後のメンテナンス。

調理後は料理をすぐに他の容器に移しメンテナンスをしましょう!

入れたままにしておくと料理の塩分や酸が原因で、サビが発生しやすくなります。

シキ

鉄製のホットサンドメーカーを使用している限り、この作業からは逃れられません。

使用後のメンテナンス手順。

STEP.1
お湯洗い
ホットサンドメーカーが温かいうちにたわしなどを使い、汚れをお湯で洗い流します。
STEP.2
水気を飛ばす
キッチンペーパーなどで大まかに水気を拭き取ったあと、中火にかけ完全に水気を飛ばします。
STEP.3
油を塗る
キッチンペーパーなどで、油を全体に塗ります。

シキ

極度の面倒くさがりの僕ですが、頑張って続けます…!

基本的に上記の手順ですが、汚れがどうしても気になるときは水を張り煮沸します。

これをするだけで、大体の汚れはふやけて浮かび上がってきます。

また、フライパンにニオイがついてしまいどうしても洗剤を使用するのであれば、洗剤で洗い終わったあと「油ならし」が必要になります。

STEP.1
洗剤で洗う
洗剤で汚れを洗い流します。
STEP.2
水気を飛ばす
キッチンペーパーなどで大まかに水気を拭き取ったあと、中火にかけ完全に水気を飛ばします。
STEP.3
油を入れる
火を止めて、ひたひたに油を入れます。
STEP.4
油の膜を作る
弱火で3分ほど加熱します。この間に勝手に膜ができます。
STEP.5
油を捨てる
火を止めて油を捨てます。
STEP.6
油を塗る
キッチンペーパーなどで油を全体に塗ります。
STEP.7
ニオイ取り
鉄の臭いが気になるときは、野菜クズなどを炒めます。香味野菜がおすすめです。
冷めたら完了!

使ってみた感想。

重い。

まず調理していて一番最初に思ったのが「重い。」というとこです。

シキ

鋳鉄製なので当たり前ですが…

最初はマイナスに捉えていたのですが、実際使ってみると「安定感があっていいな!」なんて思ってしまっています。

ホットサンドメーカーは普通のフライパンに比べ面が小さく持ち手が長いので五徳に乗せると不安定になったりします。

しかし、このホットサンドメーカーは1.4kgもあるのでそんなことは心配なく調理できます。

重いなら開いた体制でも、安定するのかな?と期待しましたが、残念ながら開いた状態で安定はしませんでした。

そもそも、上の鉄板と下の鉄板の結合部は引っ掛けるだけなので、開いたままでの使用は想定していないのかもしれません。

美味しい。

「鉄製のホットサンドメーカーで作ってるんだ!という思い込みからかもしれませんが、本当に美味しいです。

焼き目も均一に入りますし、ある程度圧着もされます。

食べていくうちに圧着部は剥がれてきますが、そこまで大きな問題ではありません。

作りが雑。

実用には、問題のない範囲で作りが雑です。

まずひとつめは、上の鉄板と下の鉄板がうまくかみ合いません


僕の引いたものは右上に隙間が空きます。

ホットサンドなら問題はなさそうですが、汁気の多い料理をするとなると気になるかもしれません。

ふたつめは、ネジ穴の精度があまりよくありません。

片側は、綺麗に最後までねじ込めるのですが、もう片方は途中までしかねじ込めません


3/4くらいまではねじ込めます。

抜けそうなくらいしかねじ込めなければ問題になるのですが、ある程度まではねじ込めるので問題にはなりません。

ネジ穴の精度に関係ないかもしれませんが、問題点がもうひとつあります。

この商品は持ち手が外れるのですが、調理後すぐに持ち手を外そうとすると外れません。

もしかすると加熱による熱膨張で外れにくくなっているだけかもしれませんが、こちらの症状も片側の鉄板だけなので精度の問題もありそうです。

蓄熱性抜群。

調理してすぐ食べられない時ホットサンドメーカーに挟んだままにしておけば、しばらくは出来たての美味しさを味わえます。

また、連続で調理するときなどは1回目より2回目の方が調理時間が短縮できます。

キャンプで時間に追われて調理することはあまりなさそうですが、小さなメリットです。

しかし、蓄熱製が良いためにデメリットもあります。

調理後はすぐ鉄板を洗いたいのですが、熱くて洗えません

水などで急激に冷ませば良いのかもしれませんが、鉄に悪そうなので冷めるのをひたすら待ってました。

まとめ。

鋳鉄製でリーズナブルなホットサンドメーカーが欲しい方には、間違いなくおすすめしたい商品でした。

おすすめという割には、結構問題点があるように書いてしまいましたが、実際のところ問題になるような問題点はありません。

シキ

ちょっとした問題があるだけです。

しかし、精度を求める方、神経質な方はどうしても気になってしまうかと思います。どこまで妥協できるかよく考えてから購入すれば後悔しないはずです。

今までの僕は、荷物を減らしたいがために「キャンプに調理器具は不要。」というスタンスでしたが、このホットサンドメーカーを購入してそんな考えは吹き飛びました。

「なんでもっと早く買わなかったんだ…」と後悔するくらいには、素晴らしい調理器具だったのでぜひみなさんもお試しください。

シキ

キャンプ飯の幅が広がります!