こんにちは。シキです。
今回レビューするのは、スノーピーク「チタンダブルマグ」です。
一見、普通の金属製のマグカップに見えますが、軽量なチタンで作られたダブルウォール(2重構造)のマグカップです。
そのため腐食しにくくなおかつ冷たさ・温かさが長持ちしやすい特徴があります。
そして、何より細部まで作り込まれているのにシンプルなデザインは、所有欲をしっかり満たしてくれます。
そんなわけで本記事では、実際に保温・保冷力の検証してみたり使ってみた感想をまとめてみました。
Contents
スノーピーク「チタンダブルマグ」の外観と仕様。
スノーピーク「チタンダブルマグ」はチタン製のダブルウォールのマグカップです。
チタン製なのでとても軽量で、腐食しにくいため一生モノのマグカップとしても最適です。
そして、ダブルウォールは冷たいものと熱いものをいれたときに本領を発揮します。
寸法は、Φ82mm×高さ86mmです。ハンドルを広げた横幅は約118mmでした。
重量の実測値は92.5gです。
シキ
ハンドル部分は8箇所も溶接されており、堅牢製は十分に担保されています。
ハンドルの造形にもこだわられており、非常に持ちやすくなっています。
実際の保温・保冷効果。
スノーピーク チタンシングルマグとの比較。
ダブルウォールによる違いを検証できるよう、同素材同容量のシングルマグ「スノーピーク チタンシングルマグ」と比較してみました。
左がシングルマグ。
シキ
保冷効果。
冷蔵庫で冷やした水200ccを注ぎ、30分程度放置して検証していきます。
開始当初の温度は両方とも約5℃。
30分ほど経過するとダブルマグが9.2℃、シングルマグは12.3℃になっていました。
結果から行くとダブルマグの方が優秀でしたが、試しに飲んでみると僕の鈍感な口にはどちらも冷たく感じました。
実際の保温効果。
続いて保温効果も検証しておきました。
ケトルで沸かしたお湯を200ccほど入れこちらも30分程度放置します。
開始当初の温度は両方とも約89℃。猫舌の僕には飲めないくらいあつあつです。
それが30分ほど経過するとダブルマグが52.5℃、シングルマグは49.3℃になっていました。
シキ
こちらも鈍感な口の僕にはどちらも同じく感じました。
使ってみた感想。
結露しにくい。
先程の検証で正直なところ、温度差は「大差ないかな…」と感じてしまいましたが、結露の量は雲泥の差がありました。
ダブルマグの結露の量。
シングルマグの結露の量。
ダブルマグにも結露は発生していましたが、マグカップの下までビッショリにはなりませんでした。
アウトドアでの使用ではいくら濡れようがあまり気になりませんが、自宅で使用するなら気になるポイントです。
シキ
熱くない。
ダブルウォールという構造上、飲み口も本体部分も熱くなりにくかったです。
飲みやすい飲み口。
陶器製のマグカップに熱々の熱湯を注ぐと熱すぎてもてませんが、ダブルウォールが採用されている「チタンダブルマグ」は頑張れば持ててしまいます。
シキ
さらに飲み口も熱くならないので唇がアッツ!なんてこともありません。
シキ
熱いものを飲める方にはメリットかな、と思いました。
スタッキングするなら。
キャンプの際は、省スペース化のためにスタッキングが必須です。
今回記事にしている「チタンダブルマグ 300」には、同社製の「チタンシングルマグ 220」がスタッキングできます。
シキ
ちなみにスノーピークで現在発売されている中で一番大きなマグ「チタンシングルマグ 450」には「チタンダブルマグ 300」をスタッキングすることはできません。
持ち手部分が引っ掛かります。
持ちやすいハンドル。
ハンドル部分の2本のワイヤーが上部が空き下部がくっついている逆八の字の形状が、持ちやすい秘訣です。
キャンプ用品にたまにある小さいハンドルではなく、大きめのハンドルなのも嬉しいポイントです。角がないデザインなので、指が痛くなることもありません。
シキ
持ち手を広げる際には適度な引っ掛かりもあり、一度広げると戻そうとしない限り戻りません。
これも、安定感に貢献していそうです。
直火NG。
チタン製なので、直火OKかと思いきや直火NGです。
2重構造になっているためこれを直火にかけると、間の空気が膨張し破裂する危険があるようです。
頻繁に真冬にキャンプを敢行する方は、冷めてもすぐに温められる他のマグカップを持っておいた方が良さそうです。
まとめ。
キャンプ用マグカップの中でも高価な部類ですが、これさえ買っておけば他に目移りすることもなく壊れるまで使い続ける事ができます。
スノーピークだから高いだけじゃんという先入観は捨て一度使ってみるとやめられなくなるくらいには使い心地の良い、最高なマグカップでした。
シキ