こんにちは。シキです。
今回はスノーピークから発売されている「チタンシングルマグ」と「チタンダブルマグ」を比較していきます。
一見、ダブルウォール(2重構造)になっている「チタンダブルマグ」の方が優れている気もしますが、多面的にみてみるとそんなこともなかったのでまとめてみました。
「チタンシングルマグ」にするか「チタンダブルマグ」にするかお悩みの方はぜひご覧ください。
シキ
寸法。
左がシングルマグ。右がダブルマグ。
チタンシングルマグはΦ76mm×高さ82mm、チタンダブルマグはΦ82mm×高さ86mmです。
持ち手を広げた時の寸法は、チタンシングルマグは約109mm、チタンダブルマグは約118mmでした。
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重量。
構造の違いから、重量は大分かけ離れた数字になりました。
チタンシングルマグの実測値は50g、チタンダブルマグの実測値は92.5gでした。
シキ
キャンプ用品を一式集めるとかなりの重量になるので、なるべく軽量化を進めたい方は「チタンシングルマグ」一択です。
持ち手。
形状はハンドル部分の2本のワイヤーが上部が空き下部がくっついている逆八の字の形状が、持ちやすいです。
角がないデザインなので、指が痛くなることもありません。
基本的な形状は一緒ですが、ワイヤーの太さとワイヤーの間隔は微妙に違いました。
チタンダブルマグの方がワイヤーの間隔が幅広に設計されており、指に負荷がかかりにくくなっています。
また、採用されているワイヤーの太さもチタンダブルマグの方が太かったです。
シキ
キャンプ用品にたまにある小さいハンドルではなく、大きめのハンドルなのも嬉しいポイントです。
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飲み口。
チタンシングルマグの飲み口はカール型、チタンダブルマグは2重構造のため厚めの口当たりになっています。
どちらも飲みにくいということはありませんでした。
チタンダブルマグはダブルウォールという構造上、飲み口が熱くなりにくかったです。
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スタッキング性能。
チタンシングルマグ 300には、同社製の「チタンシングルマグ 220」「チタンシングルマグ 450」がスタッキングできます。
ソロキャンに3つも持ち歩くことはなかなかありませんが、自宅での収納時に省スペースで収まるのは嬉しいポイントです。
チタンダブルマグ 300には、同社製の「チタンシングルマグ 220」がスタッキングできます。
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保冷・保温性。
実際の保冷効果。
冷蔵庫で冷やした水200ccを注ぎ、30分程度放置して検証しました。
開始当初の温度は両方とも約5℃。
30分ほど経過するとダブルマグが9.2℃、シングルマグは12.3℃になっていました。
結果から行くとダブルマグの方が優秀でしたが、試しに飲んでみると僕の鈍感な口にはどちらも冷たく感じました。
実際の保温効果。
続いて保温効果も検証です。ケトルで沸かしたお湯を200ccほど入れこちらも30分程度放置しました。
開始当初の温度は両方とも約89℃。猫舌の僕には飲めないくらいあつあつです。
それが30分ほど経過するとダブルマグが52.5℃、シングルマグは49.3℃になっていました。
シキ
こちらも鈍感な口の僕にはどちらも同じく感じました。
ちなみにチタンシングルマグは熱々の熱湯を注ぐと熱すぎてもてませんが、ダブルウォールが採用されている「チタンダブルマグ」は頑張れば持てました。
シキ
結露。
冷たいものを注いだ時の結露の量は雲泥の差がありました。
ダブルマグにも若干の結露は発生していましたが、マグカップの下までビッショリにはなりませんでした。
アウトドアでの使用ではいくら濡れようがあまり気になりませんが、自宅で使用するなら気になるポイントです。
価格。
定価はチタンシングルマグ300が1980円、チタンダブルマグ300が3980円です。
シキ
チタンシングルマグが安すぎるのでチタンダブルマグが高く感じてしまいますが、マグカップ界のフラグシップモデルともいえるくらいの製品なので考え方によっては激安です。
まとめ。
購入する前は、保温・保冷効果を期待して「チタンダブルマグ300」一択でしょ!という感じでした。
しかし、僕の口が数度の違いを感じることができなかったためそこのメリットはあまりないかなという印象に変わりました。
実際に使用してみて一番に感じたメリットは、結露量の違いです。
チタンシングルマグは冷たい飲み物を入れるとビタビタになるので、自宅で使用する前提ならチタンダブルマグがおすすめです。
しかし、そこにメリットを感じないのであればチタンシングルマグで満足できそうです。
シキ