こんにちは。シキです。
今回は僕が初めてシュラフを購入した時にどれを選んだらいいかわからず、失敗してしまったので初めて購入する方向けに簡単に選び方をまとめてみました。
シュラフの選ぶ時に確認したいポイントが大きく分けて3つあります。『温度表記・形・中綿』です。
Contents
温度表記。
まず始めに「温度表記」です。
メーカーにより様々な表記の仕方がありますが現在主流になりつつあるのが「ヨーロピアンノーム(EN13537規格)」です。
ヨーロピアンノームは統一規格なので今までの各メーカーの独自基準の使用温度表記よりわかりやすく比較もしやすいのが特徴です。
ヨーロピアンノームの3種類の表記。
Comfort Limit(快適温度)
一般的な成人女性が寒さを感じることなく、リラックスした体勢で快適に睡眠できる温度域。
Lower Limit(下限温度)
一般的な成人男性が寝袋の入り口を閉めて中で丸くなり、寒さを感じることなく8時間睡眠できる温度域。
Extreme Limit(極限温度)
一般的な女性がスリーピングバックの中でひざを抱えるくらい丸くなった状態で6時間までなら耐えられる温度域。
極限温度を把握しなくてはいけないような場所には行きたくありませんが、極限を味わいたい方は要必須です。
快適温度、下限温度と書いてあっても、風速、湿度、個人の代謝により多少前後するので大まかな目安と見ておいたほうが良いかもしれません。
シキ
シュラフの形。
形が違うと保温性や収納性が変わってきます。だいたいで分けると2種類。細かく分けると4種類くらいあります。
封筒型
名前の通り、長方形の寝袋です。
側面にチャックがついており、温度調整をしやすかったり、広げて布団のように使用したりもできます。
さらには、連結が出来る商品もあり家族で使用出来たりもします。
全体的に初心者や家族向けの商品が多く、価格が安いものの保温性は低く、収納サイズも大きいものが多いです。
マミー型
体に沿った形の寝袋です。
体への密着性が高く無駄な隙間が少ないため体温を逃がしにい特徴があります。さらには、物理的に生地少なくなるためコンパクトな物が多いです。
価格より性能重視の商品が多いため、値段が高くなりがちなのがデメリットです。
その他
人型。
シキ
中綿の種類。
シュラフの中綿に使われているのは大きく分けて「ダウン」と「化学繊維」の2種類があります。
予算に都合がつけば、コンパクトで保温性も高いダウンがオススメです。
ダウン
詳しく分けると鳥の種類や羽根の部位、さらには生産国によってグレードが変わってくるようですが残念ながら僕はそこまで詳しくないのでそこは省略します。
ダウンは「保温性にすぐれている。」、「軽くてコンパクトになる。」という特徴があります。
しかし、「値段が高い事」と「水に濡れると乾きにくい事」がデメリットです。
しかも、濡れた羽毛は保温性が低くなってしまうので絶対に濡らせません!
シキ
化学繊維
こちらも詳しく分けるとたくさんあるので詳細は省略します。
化学繊維は「水濡れしても乾きやすい。」、「手入れがしやすい。」、「価格が安い。」という特徴があります。
シキ
デメリットは(ダウンに比べ)保温性が低い事と収納サイズが大きい事があります。
まとめ。
色々な種類のシュラフがありますが、安価なシュラフは大抵、化学繊維の封筒型です。
安価なのはありがたいのですが、化学繊維は収納時に非常に邪魔になります。
僕が一番初めに購入したシュラフは直径約20cm長さ約40cmくらいでしたが、ダウンのものは直径約14cm長さ約25cm程度のものまであります。
体積で比較すると3分の1となり収納スペースを大幅に削減する事ができます。
シキ
そのスペースを確保するために3万円前後投資するかと言われるとすごく迷いますが、キャンプツーリング中の荷物のスペース確保はすごく重要なので僕は前向きに検討したいと思います。
スノーピーク「バクー 350」水に強いシュラフ。